エリザベス女王陛下の御逝去に際して

エリザベス女王陛下御逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
今年6月、女王は即位70年の記念行事で、ひ孫まで4世代の王族を率いてバッキンガム宮殿のバルコニーに立たれました。
家族と国民の絆を示す姿は、王室という英国の「ゆるぎない力」そのものでありました。

国民から敬愛され、安定と統合の象徴としての存在感は極めて大きく、日本のご皇室との交流にも努められ、日英両国の親善に大きな役割を果たされました。
先の大戦の旧敵国の印象が残る時期にはご皇室との関係において厳しい態度をとる人々との間に立って盾となって下さいました。
戦後の日英友好関係は、ご皇室と女王の王室との交流が大きな比重をしめてきたともいえます。

エリザベス女王陛下の御存在に感謝を申し上げ、心からご冥福をお祈りし、深い悲しみにある英国民の皆様と心を共にいたします。


                                                        衆議院議員 和田 有一朗